約10ヶ月の間をお腹の中で大事に育ててきた赤ちゃんを産んで、子育てできることは本当に幸せなことですが、妊娠中に思っていたよりも何倍も大変な生活が待っていました。

育児書には赤ちゃんは3時間おきにオッパイを飲んで1日約12時間ほど寝ると書いていましたが、私の場合は3時間おきなんてとんでもなかったです。
生まれて間もなくは長くても2時間おき、夜になると1時間おき位にオッパイを欲しがり、気がつけば1日のほとんどをオッパイをくわえて過ごしていました。

寝るのが下手な赤ちゃんだったのか、特に夜の9時から夜中の2時頃までは抱っこをしないと寝なくて、お布団に寝かせた瞬間に目を覚まして大泣きでした。お昼間は抱っこで寝かせてお布団に置いても起きないのに、なぜか夜になるとお布団を嫌がる。どうしてなのか、どうしたらいいのかなんてそんなこと育児書にはもちろん書いてないし、いつか寝てくれるようになるハズと自分に言い聞かせて、ずっと抱っこしていました。

1ヶ月過ぎた頃には夜中までずっと抱っこということはなくなりましたが、抱っこかオッパイでないと寝ることはできず、育児書に載っているようなトントンで寝るなんて夢のようなことです。

育児は大変だと思っていましたが、まさかこんなにまでとは。育児書に載っていないこともたくさんあるので、思い通りにはいきませんが、手をかけてあげられるのも今しかないと思って時間をかけて愛情を注ぎながら子育て楽しんでいます。

喜びも私に運んできてくれました

初めての子供が生まれ、とにかく可愛くてその先の成長を当然のように楽しみにしていました。
生後3か月の終わり、急に私の腕の中で痙攣して・・・娘には大きな病気と、重い障害があることがわかりました。
自分が、障害のある子を育てる。想像もしていませんでした。

泣いて泣いて、自分を責めて、それでもこの子を育てなくてはいけない。守らなくてはいけないと必死だったと思います。
健常の子であれば、月齢が来れば自然と出来るようになってくることが出来ません。
1回教えれば出来るだろうことを、100回繰り返し教えて、やっと少し出来るようになるくらい。もどかしくて、イライラしてどうしてこの子が?私が?という思いにとらわれてしまった時期もありました。

でも、この子を授かったことで気付いたことも沢山ありました。今までの私であれば見過ごしてしまうような小さいことも、幸せと感じられるようになりました。
初めてお母さんと呼んでくれた日、初めて一歩歩けた日。苦しいこと、悲しいことも沢山経験しましたが、その分何倍も何倍も大きくなった喜びも私に運んできてくれました。

また、人との出会いも子供は届けてくれます。
例えば、普通に過ごしていたら出会えなかったであろうママ友の存在。
「可愛いね」と言ってあやしてくれるお店の人達。
中ではこの人達がウザイと感じられるお母さんもいるのかも知れませんが、一つ視線を変えればとても良いアドバイザーでした。
子育てに必死で周りが見えていなかった私にさりげなくアドバイスをしてくれる話がとても温かく心にしみ気付かされる事も多かったです。
例えばオーガニックベビー服のお店、グランマのオーナーはお孫さんを持つ方で、とても温かみを持って接してくれました。

私は、この子のお母さんになってからのほうが、地に足をつけてしっかり歩んでいる気がします。
たくさんの方の愛情に支えられて、娘は今日も笑顔いっぱいでゆっくりと成長しています。